GIGA-BYTE GA-Z77-D3H BIOS(UEFI)

s_lis004.gif下画像はGA-Z77-D3HのBIOS(UEFI)イニシャル画面である。
メーカのロゴを表示しない設定とした場合、AMIのロゴのみという
なんとも味気ない表示となっている。

▲BIOSイニシャル画面

▲BIOSイニシャル画面

s_lis004.gif次に、GIGA-BYTEのマザーボードでは3D BIOSという表示が可能であるが、それ
を無効にした場合の画面である。

▲BIOS設定画面

▲BIOS設定画面

s_lis004.gifF12キーを押すと、画面のハードコピーが取れる。
FAT32でフォーマットされたUSBメモリーをマザーボードのUSBポートに差込み
ハードコピーを得ることができた。

▲BIOSキャプチャ画像

▲BIOSキャプチャ画像

CPU:Intel Core i5 2450P 3.2GB MEM:8GB

解像度はVGA、形式はBMP、容量は2.25MB程度となる。
これまでのBIOSでは絶対にまねできないところである。
何に使うわけでもないが、面白い機能である。

GIGA-BYTE GA-Z77-D3H レビュー

今年からLGA1155のCore i5 をASROCK のP67 Extreme6に載せて使用してるが
この P67 Extreme6 は時計が狂うという現象が発生し、交換することにした。

P67 Extreme6 を選んだのにはいくつか理由があった。
FDD I/FやPS/2などレガシーI/Fが多い点である。
最近のマザーボードではレガシーI/Fを廃止する方向であるが、現状の周辺機器の状況を
考えるとレガシーI/Fが必要(特にKVMスイッチがPS/2のみにしか対応していない)でど
のようにレガシーI/Fを持たせるかがマザーボード選定の鍵となった。

条件としては以下の通り
(1)PS/2 I/Fはキーボードとマウスどちらかを備えること。(もしくはUSBの変換で用意)
(2)ATX
(3)拡張スロットは7本
(4)Ivy Bridge Xeon v2に対応すること

おおむねこれらの条件を満たすマザーボードとしてGIGA-BYTE GA-Z77-D3Hを
選択した。基板の特徴は以下の通り

▲GA-Z77-D3H 全景

▲GA-Z77-D3H 全景

標準的なATX基板である。Z77を搭載する他の基板にはWiFiを搭載したものやDualLAN
などオンボードインターフェイスが充実しており、てんこ盛りとなっている基板も
多い中、比較的落ち着いた印象である。

▲GA-Z77-D3H 拡張スロット

▲GA-Z77-D3H 拡張スロット

拡張スロットはPCI、PCI-E でZ77世代では標準と呼べるものである。PCIは
ブリッジチップにより用意されている。
GIGA-BYTE製の製品の特徴としてDualBIOSやmSSD Slotなども用意されている
のが分かる。

▲GA-Z77-D3H ストレージインターフェイス

▲GA-Z77-D3H ストレージインターフェイス

S-ATA I/Fが6端子である。一番右の白2端子は6Gbpsに対応する。ハイエンドマザー
ボードに見られるコネクタである。個人的にはこのコネクタはケース内での取り回しに苦労する。
長い拡張ボードに対応するためかもしれないが、基板に垂直に設置されてる青いS-ATA
端子のほうが使い勝手が良い。ラベルにも記載があるがmS-ATAを使用した場合S-ATA
Port5(一番左)は使用できない。(S-ATA Port5とmS-ATAは排他利用ということ)

組み上げて一週間したところ、突然起動しなくなってしまった。
具体的な症状は電源SW押下すると電源が入るものの、電源が切れた後、勝手にON
して切れるのループ状態になってしまった。
最初の起動なら説明がつくが、調子よく動いていた矢先のことだった。
電源装置の変更や、グラフィックスボードの取り外しによる最小構成も試してみたが、状態は変らず。
そもそもピープ音がしない。CPUは若干熱を帯びている。電源は正常のようだが

BIOSが起動しないようだ。
手持ちのPOSTコードを表示する基板をPCIに差したところ”10″というコードのまま先に進まない。
基板の故障と判断し購入したFreeTに持参することにした。
FreeTの2Fで対応してもらい、その場で検証してもらったが、やはり同様の状況だったので、同等品に交換してもらった。

▲GA-Z77-D3H全景 2代目

▲GA-Z77-D3H全景 2代目

基板上の固体コンデンサの色が若干違うものの、同等品である。
いまのところ上手く動いているので今後の動きとBIOSなどについて紹介していく。

http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4140#ov

Atom D510 マザーボードレビュー

最近、ファイルサーバとして使用しているPCのネットワークインターフェイスの遅さが
気になりだしたのでマザーボードを交換することにした。

元々 Mini-ITXフォームファクタのPCであったので、最もコストパフォーマンスの良い
Atom D510を搭載した製品を探す。

製品としてはIntel とASUS だったが、マザーボードメーカとしての実績と、ドライバの
入手のしやすさを考えてASUS の AT5NM10-I

Intelは製品としては良いのだが、BIOSに制約が多かったり、ドライバの入手が
難しいなど過去に泣かされた…

cl_001.gifAT5NM10-I 概要
CPUはIntel のAtom D510 1.66GHzをオンボードしている。
コードネームはPine Trail(パイントレール)、TDPは13[W]。
デュアルコアにハイパースレッデングを搭載しており4スレッドを同時に処理できる。
また、グラフィックス、メモリコントローラをCPUに統合している。
分厚いヒートシンクに覆われておりその姿を見ることはできない。

▲ASUS AT5NM10-I 全景

▲ASUS AT5NM10-I 全景

メモリはDDR2を搭載できるが、他社の同種マザーボードと異なりデスクトップ用の
DDR2メモリモジュールを搭載できるため余ったモジュールを有効活用できる。

基板パターンをよくみると、ネットワークインターフェイスをもう一つ搭載できるように
設計されている。実装はされていない。

外部I/Oはレガシーが充実している。最近ではめずらしくなったCOMやLPTポートが
実装されている。一方内部I/OはS-ATAのみである。Mini-ITXでは標準的なほう
かもしれない。

▲ASUS AT5NM10-I 外部I/O

▲ASUS AT5NM10-I 外部I/O

BIOSは癖のない作りである。
ASUS が採用するAMI BIOSである。
設定項目は多くない。

cl_001.gif交換
従来はIntel Pentium M 1.73GHzを取り付けたVIA VB6002を使用していた。
VIA チップセットでPentium M が使用できるめずらしいボードである。

▲VIA VB6002

▲VIA VB6002

さっそく、マザーボードを交換し各種ドライバをインストールした。

OSはMicrosoft Windows XP SP3である。
それまで、シングルコアであったため、全コアを認識するが不安があった。
交換前は”ACPIユニプロセッサPC”のHALが読み込まれていたが、
再起動後は”ACPIマルチプロセッサPC”と認識されHALを変更する
ことなくマルチコアCPUとして認識させることができた。

▲ATOM D510 タスクマネージャ

▲ATOM D510 タスクマネージャ

デバイスマネージャで確認したところ不明なデバイスとして認識された
デバイスがあった。

▲ASUS AT5NM10-I 不明なデバイス

▲ASUS AT5NM10-I 不明なデバイス

これは、ATK0110 ACPI UTILITY と呼ばれるもので、以下のサイト
に関連する記事がありドライバがダウンロードできる。 Q5に記載がある。
aicon_109.gifhttp://www.tekwind.co.jp/backup_uc/support/faq2/answer/vista/faq_vista.html
[別窓で開きます]
Vista用との記載があるが、Windows2000用のドライバも含んでおり
それを導入することで解決した。

▲ASUS AT5NM10-I ATK Device

▲ASUS AT5NM10-I ATK Device

cl_001.gif使用感
4コアを手に入れるならもっとも安価な選択しである。(8千円代)
Webの閲覧や簡易なファイルサーバとしてはちょうどよく、消費電力も少ない。
ネットワークもギガビットであり、ストレス無く動いている。
Maxクローバ5つの評価ではyotuba13.gifyotuba13.gifyotuba13.gifyotuba13.gif
使用目的がきつい処理でなければ十分期待に応えるハードウエア。

Atom D510参考情報
aicon_109.gifhttp://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20100107/1022018/[別窓で開きます]

2014/04/18 ハイパーリンクメンテナンス

止まってました

4月26日朝..サーバPCが止まってました。
最初、電源ONはするもののすぐ電源が落ちる状態。
ブルースクリーンがでて再起動でもないのでハードウエアを疑う。

原因はというと、やはりコンデンサ。
サーバPCが使ってる基板はECS の P965T-A REV1.0B
ECSはOST製コンデンサがお気に入りのようで、今回はそのうちの6.3[V] 1000[μF]が
膨らんでました。

ECS P965T-A コンデンサ

▲原因のコンデンサ

しょうがないので、ASUS P5B (これまたこの前コンデンサを交換した基板[別窓で開きます])でとりあえずしのいでますsweat01.gif

OSTのコンデンサを使ったECSの基板は..残念な結果が多いです。
約2年間の連続使用でこのような状況。

ECS 865PE-A Rev2.0のコンデンサ交換

ASUS P5Bがうまくいった[別窓で開きます]ので、コンデンサの膨らんでいたECS 865PE-A Rev2.0[別窓で開きます]も挑戦してみた。good.gif

前回同様まずはコンデンサを秋葉原より調達。
ラジオデパート2Fの瀬田無線[別窓で開きます]で以下のコンデンサを買う。
全部日本ケミコン製
16[V] 1500[μF] 3本
6.3[V] 1500[μF] 7本 直径Φ8[mm]これで基板ピン位置が決まる。
6.3[V] 1500[μF] 1本 直径Φ10[mm]

▲交換するコンデンサ達

▲交換するコンデンサ達

  • コンデンサの取り外し

交換手順は以下のとおり。前回より詳細に
1.いまからこのコンデンサを取り外し

▲最初

▲最初

2.コンデンサを左右に倒して引き抜く

▲右に倒した

▲右に倒した

左側の端子をハンダゴテで熱しながらコンデンサを右に倒す。

▲左に倒した

▲左に倒した

逆に右側の端子を熱してコンデンサを左に倒す。
これを繰り返して最後は引き抜く。

  • コンデンサの取り付け

3.新しいコンデンサを取り付ける。
aicon_109.gifコツはコンデンサの足はあらかじめ半分ぐらいの長さに切っておくこと。
コンデンサを取り付けるときに力を加えて基板に押しこむ。
このときに足が長いと力がうまく伝わらず足が曲がってしまう。短くしておけば力をうまく伝えられる。
押し込んだあとの足の処理も短いので簡単。

▲基板裏の足

▲基板裏の足

余った足を適度な長さに切る。


▲足の処理完了

▲足の処理完了

今回は11個のコンデンサを交換。
交換前[別窓で開きます]の画像と比べてみてsign01.gif

▲CPU周り

▲CPU周り

▲CPU周辺その2

▲CPU周辺その2

▲AGP周り

▲CPU周辺その2

全て交換してみたところ…

▲動作確認中

▲動作確認中

ちゃんと動いたyotuba13.gif。ASUSに続いてECSも成功。1960円で直りpaper.gif
これでゴミにならずに済んだsign01.gifどこかで使ってもらおう~