Intel(R) Rapid Storage Technology の動作メモ

Windows10をIntelの旧チップセットで運用する際、使用しているIntel(R) Rapid Storage Technology (Intel(R) RST)のバージョンについてまとめることにした。 本ツールを使用することでRAIDアレイの状態を管理することができる。
 環境により挙動が異なるため参考情報として扱ってほしい。また、本内容を実施し、データ損失等が発生したとしても責任は負わない。

ハードウェアの異なる複数の環境でIntel(R) Rapid Storage Technology を運用しているが、紆余曲折の末、以下の組み合わせとなった。

表1.チップセットとバージョンの組み合わせ

Noチップセット Intel(R) RST バージョン
1P3512.8.0.1016
2Z7714.8.16.1063

どのバージョンでもデバイスマネージャーの記憶域コントローラーで表示されるデバイスドライバーは「iaStorA.sys」となる。このデバイスドライバーに「iaStorAVC.sys」なるドライバーが読み込まれている場合、 Intel(R) Rapid Storage Technology は使用できない。この場合、iaStorA.sysは Intel(R) Rapid Storage Technology のセットアップファイルである「SetupRST.exe」を実行するとシステム内に展開されることから、デバイスマネージャーの記憶域コントローラーで表示されるデバイスドライバーを手動で「Intel Chipset SATA RAID Controller(v 14.8.16.1063 )」を指定して更新する。

v 14.8.16.1063 の場合

指定後再起動すれば、 Intel(R) Rapid Storage Technology を使用できる。

v 12.8.0.1016 の場合

バージョンの互換性について

一度RAID1のアレイを構築したディスクにおいて、片方のディスクをはずし、単一デスク(デグレード状態)で動作していると、表1のNo1の環境で上位のバージョンを実行する(P35チップセットでv14.8.16.1063にて動作)ことができる。しかし、もう一台のディスクを追加(リビルド状態)ではWindows10は起動するものの、Windows10のロゴが表示されくるくるの状態でHDDへのアクセスが途中でなくなりシステムが停止する。追加したディスクが原因と考え、追加ディスクにオール0を書き込み(デグレード状態-non member disk)しても同様であった。

そのため、追加したディスクを取り外し(デグレード状態)し、Windows10を起動させて v12.8.0.1016 Intel(R) Rapid Storage Technology をインストールした。その状態で オール0 を書き込んだディスクを再度アレイに加入( デグレード状態-non member disk )としたところ、Windows10を起動できた。
 そこで、RAID BIOSにて当該ディスクを再度アレイに加入させて起動(リビルド状態)したところ、また Windows10のロゴが表示されくるくるの状態でHDDへのアクセスが途中でなくなりシステムが停止する状態となった。

そのため、また追加したディスクを取り外し(デグレード状態)し更に、「msconfig」にてセーフブートで起動する。セーフブートで起動することを確認した後、ディスクを2台に戻し(リビルド状態)としてセーフブートすると、Windows10がくるくるで止まることなく起動できた。
 セーフブートにて「msconfig」を実行し、通常スタートアップに設定し再起動する。これで通常の運用が可能になった。

ポイント:
RAID1にて単一ディスク(デグレード)から2台ディスク(リビルド)にするためにはセーフモードで立ち上げてから!

RAIDカードの複数接続

古いハードウエア(ECS P965T-A)にてRAIDカードを複数接続した際のメモ。
PCIやPCI-Eを含めて起動時にRAID BIOSを表示できる枚数は2枚まで。
2枚を超えると3枚目のカード以降はRAID BIOSを表示ができない。

ECS P965-A RAIDカード接続

ECS P965-A RAIDカード接続


画像は3枚接続した場合の例。
PCIに2枚、PCI-Eに1枚のRAID カードが接続されている。

この構成ではPCIの1枚がRAID BIOSを表示できなかった。

ASUS旧型M/BでWakeOnLANが使えない場合

ASUS の旧型マザーボード(P4P800SE)はWakeOnLAN(WOL)に対応しているにも関わらず、
手元で使用しているWOLソフト(wol)で起動できなかった。

他のマザーボード(Giga-Byte,ECS)では出来ているので不可解であった。

WindowsXP上でNIC(Network Interface Card)の設定を見直してみたところ、デバイスマネージャのプロパティに以下の設定項目があった。

▲NICデバイスマネージャの設定

▲NICデバイスマネージャの設定

設定を”マジックパケット”に変更したところ、wolで起動することができた。

なお、設定した内容はデバイスドライバを再度入れ直すとデフォルト値に戻るため注意。

GIGA-BYTE製M/BのUEFIBIOSの設定に注意 Windows8 でHDDが認識できない

Windows8を導入したPCに、これまで使っていたHDDを接続しようとしたところ
UEFIBIOSでは認識するが、Windows8では認識しないという状況に見舞われた。

その時の対処法をメモ
原因はUEFIBIOSの設定。
具体的には BIOS Features 項目でWindows8導入によりDefault値から変更
した OS Typeという箇所である。

設定値は “Other OS“”Windows 8“”Windows 8 WHQL” の3項目であるが、これを”Windows 8“としていたのが原因である。

OS Typeの設定値

OS Typeの設定値

Windows8 で認識するには “OS Type” 値を”Other OS“に設定する。

UEFI BIOS設定項目

UEFI BIOS設定項目

上記設定でHDDを認識することができた。

GIGA-BYTE GA-Z77-D3H BIOS(UEFI)

s_lis004.gif下画像はGA-Z77-D3HのBIOS(UEFI)イニシャル画面である。
メーカのロゴを表示しない設定とした場合、AMIのロゴのみという
なんとも味気ない表示となっている。

▲BIOSイニシャル画面

▲BIOSイニシャル画面

s_lis004.gif次に、GIGA-BYTEのマザーボードでは3D BIOSという表示が可能であるが、それ
を無効にした場合の画面である。

▲BIOS設定画面

▲BIOS設定画面

s_lis004.gifF12キーを押すと、画面のハードコピーが取れる。
FAT32でフォーマットされたUSBメモリーをマザーボードのUSBポートに差込み
ハードコピーを得ることができた。

▲BIOSキャプチャ画像

▲BIOSキャプチャ画像

CPU:Intel Core i5 2450P 3.2GB MEM:8GB

解像度はVGA、形式はBMP、容量は2.25MB程度となる。
これまでのBIOSでは絶対にまねできないところである。
何に使うわけでもないが、面白い機能である。