lenovo Twist のBIOS Update

lenovo製ノートパソコンのBIOSをアップデートする機会があったため、その際のメモとなる。本内容は参考としBIOSアップデートにより発生したいかなる損害についても一切の責任を負わない。

lenovo製Twist ThinkPadS230uのBIOSアップデートに先立ち、既存のバージョンを確認する。BIOSメニューは電源ON後lenovoのロゴ表示場面でF1キーを押下することにより表示させることができる。BIOSメニューの「Main」では以下の表示となる。

BIOSアップデート前の表示 1.71
更新前

以下のサイトからBIOSファイルをダウンロードする。

https://pcsupport.lenovo.com/us/en/products/laptops-and-netbooks/thinkpad-twist-series-laptops/thinkpad-twist-s230u/3347/downloads/ds032000-bios-update-utility-bootable-cd-for-windows-10-64-bit-81-8-7-32-bit-64-bit-thinkpad-twist-s230u

当該ファイルをダウンロード後、実行するとインストーラー形式で進行する。あらかじめACアダプタを接続しておく。インストールする場所はデフォルト(C:\DRIVERS\FLASH\gduj33us)とした。(アップデート後同フォルダ内に作成されたWinuptp.logを見ると、ACアダプタとバッテリー容量をチェックしているようだ)その後、再起動を求められる。再起動後、以下の画面となりBIOS更新が行われる。

BIOS更新中
BIOS更新中

更新は消去段階と、書き込み段階に分かれる。上記は消去段階のものである。CPUファンが高速回転で継続するが、進捗を見守る。更新が完了すると再起動する。

再起動後のバージョンをやはりBIOSメニューにて確認したところ下記表示となった。

更新完了 Version1.81
更新完了

無事更新が完了した。

NEC LS550/M のWindows10化

1概要

CPUはCorei5-3230M 2core4論理プロセッサ、メインメモリ容量は4GB、OSはWindows8.1 64bit、1TBのHDDを搭載したモデルである。

2確認した事象

ファイル名を指定して実行にて、explorerを起動しようとすると、メインのexplorerプロセスが再起動する。また、コマンドプロンプト(管理者)を起動しようとしても同様となる。

そこでセーフモードで起動したが、コントロールパネルの要求すらもメインのexplorerプロセスが再起動する状況であった。事実上このマシンではエクスプローラは使えない状態であった。

3復旧への手順(SSDへの移行)

移行手順は現行の環境(HDD)を保存し、戻せるようにするため、以下の表に示す手順にて段階を経て進めることとした。

段階見出し内容
1SSDへ移行SSDを購入しHDDのクローンを作成する
2Win8.1修復Windows8.1のトラブルシューティングを行う
3Win10移行Windows10に更新するクリーンインストール
表1 対応手順

3-1 SSDへ移行

HDDは裏面のねじを2本緩めることで、取り出すことができる。HDD自体はSATAコネクタのみで支持されている。

背面のHDD
裏面のHDD

購入したSSDはWesternDegital(以降WD)のWD Blue 1TBである。交換自体容易に行えることが分かったところで、SSDをUSBにて外付けしWD専用のAcronis True Image WD EditionにてデータのHDDを丸ごとSSDへコピーする。作業完了後、HDDをSSDへ交換する。

SSDへ交換後
SSDへ交換後

3-2 Win8.1修復

SSDからの起動はUEFIを変更することなく通常通り起動した。起動したWindows8.1の修復に移る。当初は容易に修復できるだろうと考えたが、甘かった。以下の手法を試した。

確認したところ、イベントログには以下のイベントが記録されていた。

アプリケーションエラーその1 イベントID 1000
アプリケーションエラーその1 イベントID 1000

explorer.exeがイベントID1000のNTDLL.DLLにてApplication Errorを記録していた。他のイベントも確認したところ、以下のエラーが記録されていた。

アプリケーションエラーその2 イベントID 1000
アプリケーションエラーその2 イベントID 1000

障害が発生しているosのモジュールは別(KERNELBASE.dll)であったもののノートン360もexplorer.exeと同様であった。調査したものの、このエラーに対して有効な解決策は見つからなかった。safeモード(通常ブートで管理者権限のコマンドプロンプトが上記のエラーで開けなかった)での「sfc /scannow」や新規でユーザーを作成(ユーザー固有のレジストリ設定が起因と考え)してみたものの、効果はなかった。そこでオリジナルのHDDにいったん戻し、NEC再セットアップメディア作成ツールによるリカバリーディスクの作成を試みたが、以下のエラーでディスクが作成できななった。

再セットアップメディア作成ツールのエラー
再セットアップメディア作成ツールのエラー

上記エラー(VerifyReady)はそれまでのexplorer.exeやノートン360と異なりイベントログに記録が残らないため、別の原因であると推測されるものの、原因特定には至らなかった。

最後の手段として、SSDのWindows8からWindos10にアップグレードインストールを行った。アップグレードインストールの際は不要なサービス「NT Meter」を停止して行ったものの、驚いたことに結果は変わらずであった。但し、Windows10はデジタルライセンスによる認証が自動で行われ、ライセンス的には問題なくインストールできた。

3-3 Win10移行

Windows8の修復は困難であると判断し、SSDへ再度Windows10をクリーンインストールすることとした。Windows10のDVDブートにてインストールを開始し、問題なくインストールできた。インストール後はWindowsUpdateにて更新を繰り返し行った。デバイスマネージャー上もすべてのデバイスが認識されている。クリーンインストールにより発生していたApplication Errorは記録されず、エクスプローラが使用できる状態となった。

NEC LS550/C のWindows10化

概要

Windows7 Home Premium64bitを搭載したノートPC (型式:LS550/C) を アップグレードインストールにてWindows10 Home64Bitにすることにした。このマシンはCPU がCoreI5メインメモリは4GBである。

クローン作成とSSDへ

ハードウェアをHDD 500GBからSSD 1TBに変更した。
あらかじめ、USB接続にてHDDの内容をSSDにクローンを作成し(Acronis True Image WD Editionを使用)、交換作業を行った。

1.HDDを取り外す
 バッテリーを取り外し2本のねじをはずすとHDDを取りはずせる。

2.SSDを準備する
 HDDをくるんでいる半透明のカバーを外し、SSDに取り付ける。これをしないとSSDを外せなくなる。

上:HDD 中:半透明カバー 下:SSD

3.SSDを取り付ける
 SSDはHDDより若干厚みが薄いことから、上部に余裕が生じる。2本のねじで止められるよう底部を下に向けた状態でねじ止めする。

右から左側に押し込む
下部方向にSSDが2本のねじにて固定される

4:BIOSで確認

1000GBとして認識されている

Windowsのアップデート

SSDとなったWindows7上にてメディア作成ツールで作成したWindows10のアップデートDVDからセットアップを開始した。
 しかし、進捗20%代の再起動後以下のようなエラーが発生した。

アンチウイルス系のソフトはあらかじめアンインストールしていた。常駐しているプログラムをことごとく停止したが変化はなかった。条件を変えて3回リトライしたがいずれも上記の通りであった。
 インターネットで調査したところ、NX_PAD(タッチパッド「プログラムと機能」から削除)とO2ドライバ(SDカードリーダー関係「デバイスマネージャ」から削除と「サービス」から削除)が原因として有力となった。さらにWindows7のサービスを調査したところ、NEC独自の「NT Meter」というサービスが開始されていたのでこちらも「サービス」から無効にした。

上記のほかにデバイスマネージャからO2ドライバー(SDカードリーダー)を削除する

上記の対応によりWindows10 Homeにアップデートできた。なお、タッチパットとSDカードリーダーはMicrosoft標準のドライバが割り当てられ動作した。

Fujitsu LIFEBOOK AH550/BN の Windows10化

前置き

Windows7 Home Premium32bitを搭載したノートPC (型式:FMVA55BNB7) を アップグレードインストールにてWindows10 Home32Bitにすることにした。このマシンはCPU がCoreI5メインメモリは4GBで2010年ごろに発売された。公式にはWindows10対応となっていない。メモリが4GBなので64Bitも考えたがクリーンインストールとなることから諦めた。

トライ

MS公式サイトからメディア作成ツールを使用してセットアップを開始した。開始後、最初の再起動でWindows10のロゴ(青色のWindowsロゴ)でセットアップが停止する状況となった。再起動後の画面は以下のダイアログが表示されていた。

▲再起動後の画面
再起動後の画面

そこでSAFE_OSで検索したところ複数の設定を変更することとした。

対策1

まず、当該マシンのHDDはC,Dの2パーティション構成であったが、Dドライブは回復用の情報が格納されているようであったため、Windows7のコンピューターの管理→ディスクの管理にて「ドライブ文字とパスの変更」からDドライブの割り当てを削除し、いったんCドライブのみとした。

対策2

BIOS設定を変更した。こちらのほうが有効なのかもしれない。USBの設定にてレガシーUSBサポートを「使用する」→「使用しない」に変更した。

▲BIOSメニュー1階層
BIOSメニュー1階層
設定項目
設定項目

結果

これらの設定により、無事にWindows10 Home 32bitとすることができた。 (画像は加工を加えている)

Windows10 Home 32bit
Windows10 Home 32bit

なお、対策1で削除したドライブ文字列はWindows10の管理ツールで再度Dドライブとして割り当てを行った。

TOSHIBA dynabook HDD交換

dynabook TX/66LPX のHDDを交換した際に苦労したことをまとめておく。

HDDの交換自体は簡単で、前のHDDを取り外し、新しいHDDを取り付ける。
新しいHDDもtoshiba[MQ01ABD050(500GB S-ATA)]にしておいた。
変化はHDDがAFTとなったことである。
dynabook TX/66LPX のOSはWindows7 Home Premium 64bitであるため問題はない。
リカバリメディアはあらかじめ作成しておき、DVD4枚であったが、リカバリ処理
で使用したのは3枚であった。

リカバリ中NICドライバの署名が無い警告ダイアログが出ていたが、前回正常起動時の
構成を選択して、リカバリ処理を続行することができた。
リカバリは完了し、デバイスマネージャをみたところ、NICに警告が出ていたので、
ドライバを更新し、使用することが可能になった。

aicon108.gifここからが問題。
Windows7 Home Premium 64bitはService Pack 1が適用されていなかったので、適用しようとしたところ、エラーが発生した。
「unexpected 0x8000ffff」

いろいろ調べると以下の手順で解決した。
aicon_109.gif1)intel RST(Rapid Storage Technology)のドライバが古いためアップデートする。
もともとインストールされていたバージョンは9.5であり、11.7.0.1013とした。
Intel のWebサイトから「Rapid Storage Technology」で検索するとヒットする。
ファイル名は「iata_cd.exe」であった。
(最新バージョンにしようとすると.NET 4.5を必要とする。.NETはSP1適用済みのWindows7
でしかセットアップできないため古いバージョンとしている)
再起動するとデバイスドライバが更新される。

aicon_109.gif2)これで解決がと思い、ホットフィックスをインストールしようとしたが、エラーが発生した。
「0xc8000222」
これは以下のコマンドを記述したバッチファイルを作成し実行することで解決した。

net stop wuauserv
cd %systemroot%
ren SoftwareDistribution SoftwareDistributionold
net start wuauserv
net stop bits
net start bits
net stop cryptsvc
cd %systemroot%\system32
ren catroot2 catroot2old
net start cryptsvc

ポイントはバッチファイルを右クリックして「管理者として実行(A)…」することである。

aicon_109.gif3)Service Pack 1の前提となるホットフィックスをインストールしサービスパックをインストールする。
(「」はHome Premium 64bitに適用したファイル名を記載)
1.KB2534366 「Windows6.1-KB2534366-x64.msu」
2.KB2533552 「Windows6.1-KB2533552-x64.msu」
3.Windows7 SP1「windows6.1-KB976932-X64.exe」

aicon_109.gif4)メモリーリークへの対処
Service Pack をインストールしてしばらくしているとWindows が極端に遅くなる状況にみまわれた。
タスクマネージャー(全ユーザーのプロセスを表示するをチェックする)でsvchost(netsvcs)がメモリを2GB近く消費している。

Windows Updateを自動更新にするとこの状況となることが分かった。
以下のホットフィックスを手動インストールした。

1.KB3050265「Windows6.1-KB3050265-x64.msu」
2.Windows Update Agent「windowsupdateagent-7.6-x64.exe」

1のホットフィックスをかなリ緩慢な状況下でインストールしたが、インストール途中からメモリ消費量は減少し、快適な状況となった。その上でWindows Update Agentをインストールした。

これ以降、順調に動いている。