NEC LS550/M のWindows10化

1概要

CPUはCorei5-3230M 2core4論理プロセッサ、メインメモリ容量は4GB、OSはWindows8.1 64bit、1TBのHDDを搭載したモデルである。

2確認した事象

ファイル名を指定して実行にて、explorerを起動しようとすると、メインのexplorerプロセスが再起動する。また、コマンドプロンプト(管理者)を起動しようとしても同様となる。

そこでセーフモードで起動したが、コントロールパネルの要求すらもメインのexplorerプロセスが再起動する状況であった。事実上このマシンではエクスプローラは使えない状態であった。

3復旧への手順(SSDへの移行)

移行手順は現行の環境(HDD)を保存し、戻せるようにするため、以下の表に示す手順にて段階を経て進めることとした。

段階見出し内容
1SSDへ移行SSDを購入しHDDのクローンを作成する
2Win8.1修復Windows8.1のトラブルシューティングを行う
3Win10移行Windows10に更新するクリーンインストール
表1 対応手順

3-1 SSDへ移行

HDDは裏面のねじを2本緩めることで、取り出すことができる。HDD自体はSATAコネクタのみで支持されている。

背面のHDD
裏面のHDD

購入したSSDはWesternDegital(以降WD)のWD Blue 1TBである。交換自体容易に行えることが分かったところで、SSDをUSBにて外付けしWD専用のAcronis True Image WD EditionにてデータのHDDを丸ごとSSDへコピーする。作業完了後、HDDをSSDへ交換する。

SSDへ交換後
SSDへ交換後

3-2 Win8.1修復

SSDからの起動はUEFIを変更することなく通常通り起動した。起動したWindows8.1の修復に移る。当初は容易に修復できるだろうと考えたが、甘かった。以下の手法を試した。

確認したところ、イベントログには以下のイベントが記録されていた。

アプリケーションエラーその1 イベントID 1000
アプリケーションエラーその1 イベントID 1000

explorer.exeがイベントID1000のNTDLL.DLLにてApplication Errorを記録していた。他のイベントも確認したところ、以下のエラーが記録されていた。

アプリケーションエラーその2 イベントID 1000
アプリケーションエラーその2 イベントID 1000

障害が発生しているosのモジュールは別(KERNELBASE.dll)であったもののノートン360もexplorer.exeと同様であった。調査したものの、このエラーに対して有効な解決策は見つからなかった。safeモード(通常ブートで管理者権限のコマンドプロンプトが上記のエラーで開けなかった)での「sfc /scannow」や新規でユーザーを作成(ユーザー固有のレジストリ設定が起因と考え)してみたものの、効果はなかった。そこでオリジナルのHDDにいったん戻し、NEC再セットアップメディア作成ツールによるリカバリーディスクの作成を試みたが、以下のエラーでディスクが作成できななった。

再セットアップメディア作成ツールのエラー
再セットアップメディア作成ツールのエラー

上記エラー(VerifyReady)はそれまでのexplorer.exeやノートン360と異なりイベントログに記録が残らないため、別の原因であると推測されるものの、原因特定には至らなかった。

最後の手段として、SSDのWindows8からWindos10にアップグレードインストールを行った。アップグレードインストールの際は不要なサービス「NT Meter」を停止して行ったものの、驚いたことに結果は変わらずであった。但し、Windows10はデジタルライセンスによる認証が自動で行われ、ライセンス的には問題なくインストールできた。

3-3 Win10移行

Windows8の修復は困難であると判断し、SSDへ再度Windows10をクリーンインストールすることとした。Windows10のDVDブートにてインストールを開始し、問題なくインストールできた。インストール後はWindowsUpdateにて更新を繰り返し行った。デバイスマネージャー上もすべてのデバイスが認識されている。クリーンインストールにより発生していたApplication Errorは記録されず、エクスプローラが使用できる状態となった。

NEC LS550/C のWindows10化

概要

Windows7 Home Premium64bitを搭載したノートPC (型式:LS550/C) を アップグレードインストールにてWindows10 Home64Bitにすることにした。このマシンはCPU がCoreI5メインメモリは4GBである。

クローン作成とSSDへ

ハードウェアをHDD 500GBからSSD 1TBに変更した。
あらかじめ、USB接続にてHDDの内容をSSDにクローンを作成し(Acronis True Image WD Editionを使用)、交換作業を行った。

1.HDDを取り外す
 バッテリーを取り外し2本のねじをはずすとHDDを取りはずせる。

2.SSDを準備する
 HDDをくるんでいる半透明のカバーを外し、SSDに取り付ける。これをしないとSSDを外せなくなる。

上:HDD 中:半透明カバー 下:SSD

3.SSDを取り付ける
 SSDはHDDより若干厚みが薄いことから、上部に余裕が生じる。2本のねじで止められるよう底部を下に向けた状態でねじ止めする。

右から左側に押し込む
下部方向にSSDが2本のねじにて固定される

4:BIOSで確認

1000GBとして認識されている

Windowsのアップデート

SSDとなったWindows7上にてメディア作成ツールで作成したWindows10のアップデートDVDからセットアップを開始した。
 しかし、進捗20%代の再起動後以下のようなエラーが発生した。

アンチウイルス系のソフトはあらかじめアンインストールしていた。常駐しているプログラムをことごとく停止したが変化はなかった。条件を変えて3回リトライしたがいずれも上記の通りであった。
 インターネットで調査したところ、NX_PAD(タッチパッド「プログラムと機能」から削除)とO2ドライバ(SDカードリーダー関係「デバイスマネージャ」から削除と「サービス」から削除)が原因として有力となった。さらにWindows7のサービスを調査したところ、NEC独自の「NT Meter」というサービスが開始されていたのでこちらも「サービス」から無効にした。

上記のほかにデバイスマネージャからO2ドライバー(SDカードリーダー)を削除する

上記の対応によりWindows10 Homeにアップデートできた。なお、タッチパットとSDカードリーダーはMicrosoft標準のドライバが割り当てられ動作した。

Fujitsu LIFEBOOK AH550/BN の Windows10化

前置き

Windows7 Home Premium32bitを搭載したノートPC (型式:FMVA55BNB7) を アップグレードインストールにてWindows10 Home32Bitにすることにした。このマシンはCPU がCoreI5メインメモリは4GBで2010年ごろに発売された。公式にはWindows10対応となっていない。メモリが4GBなので64Bitも考えたがクリーンインストールとなることから諦めた。

トライ

MS公式サイトからメディア作成ツールを使用してセットアップを開始した。開始後、最初の再起動でWindows10のロゴ(青色のWindowsロゴ)でセットアップが停止する状況となった。再起動後の画面は以下のダイアログが表示されていた。

▲再起動後の画面
再起動後の画面

そこでSAFE_OSで検索したところ複数の設定を変更することとした。

対策1

まず、当該マシンのHDDはC,Dの2パーティション構成であったが、Dドライブは回復用の情報が格納されているようであったため、Windows7のコンピューターの管理→ディスクの管理にて「ドライブ文字とパスの変更」からDドライブの割り当てを削除し、いったんCドライブのみとした。

対策2

BIOS設定を変更した。こちらのほうが有効なのかもしれない。USBの設定にてレガシーUSBサポートを「使用する」→「使用しない」に変更した。

▲BIOSメニュー1階層
BIOSメニュー1階層
設定項目
設定項目

結果

これらの設定により、無事にWindows10 Home 32bitとすることができた。 (画像は加工を加えている)

Windows10 Home 32bit
Windows10 Home 32bit

なお、対策1で削除したドライブ文字列はWindows10の管理ツールで再度Dドライブとして割り当てを行った。