レジストリファイルの取り込みをコマンドプロンプトで行う場合の注意点

コマンドプロンプトからレジストリファイル(.reg)を取り込もうとするときに挙動が異なったのでメモしておく。

コマンドプロンプト

▲異なる結果を示すコマンドプロンプト

同じレジストリファイル(test.reg)をインポートする操作を行おうとしても、上図中、上のコマンドプロンプトではエラー、下のコマンドプロンプトでは正常終了となる。

この違いは一体何か…
タイトルバーを見ると、上は通常のプロンプト、下は管理者として実行されているプロンプトであることがわかる。
これだsign01.gif

おそらくUACが導入されているWindowsではこれを意識しなければならないのだろう。
Windows10ではスタートボタンを右クリックして表示されるメニューからこの2種類のコマンドプロンプトを呼び出せる。

Windows10の右クリックメニュー抜粋

▲Windows10の右クリックメニュー抜粋

Windows10 CRITICAL PROCESS DIED

2015年7月Windows10がリリースされた。
Windows10(10.0.10240)は1993年のWindows3.1以来製品名とバージョン番号が一致したWindowsとなった。
(WindowsNTでは1996年の4.0以来)

そんなWindows10を早速インストールすることにした。
インストールしたPCはlenovo TwistというWindows8がインストールされているノートPCである。
Windows10のインストールはメディア作成ツールを使用し、意図したタイミングで行うことにした。
インストールプロセス自体は至って順調に推移しインストールを行うことができた。

インストール終了後サインインしWindows10のGUIに触れることができたのもつかの間。
再起動した後サインインすると以下の画面が表示された。

Windows10のエラー画面

▲Windows10のエラー画面(BSOD?)

何回再起動しても状況は変わらなかったため、サインイン画面右下にある電源アイコンをshiftキーを押しながらクリックして表示されるメニューから初期状態に戻すことにした。

オプションの選択

▲オプションの選択


トラブルシューティングを選択

トラブルシューティング

▲トラブルシューティング


詳細オプションを選択

詳細オプション

▲詳細オプション


イメージでシステムを回復を選択
このあと使用しているアカウントを選択し以下の画面となる。
初期状態に戻す

▲初期状態に戻す


他に選択肢はないので。
このあとは普通にWindows10のセットアップとなった。

初期状態に戻し、サインインした後最初に行ったのはWindowsUpdateとDeviceDriverのアップデートである。
WindowsUpdateではいくつかのUpdateが適用された。
またDviceDriverはグラフィックス(intel CPU内蔵グラフィックス)、Bluetooh、NetworkI/Fである。
アップデートのかいもあってか、再起動後もうまく動くようになった。
ただし、アップグレードで引き継がれていただろうアプリケーションは削除された。
クリーンインストールではないためアプリケーション自体は残っているがWindowsのレジストリには記録されていないため
再インストールすることになった。

仮想ディスクトップやスタートメニューが目新しく個人的には使いやすいと思う。

[メモ]送るにドライブのショートカットを表示しない

Windows7や8では右クリックメニューの「送る」に自動で光学ドライブやネットワークドライブ(割り当てていた場合)が表示されるようになる。(下図1のような)

▲図1 ネットワークドライブが表示された"送る"

▲図1 ネットワークドライブが表示された「送る」(RD-REのEドライブやUsersのZドライブ)

ルートにファイルコピーする機会はあまりないため、非表示にすることができないか探したところ、以下のレジストリ値に変更を行えば実現できることが分かった。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorerにて32ビットDWORD値NoDrivesInSendToMenuという名前で作成し16進数で1とする。

▲図2 レジストリエディターで編集

▲図2 レジストリエディターで編集

▲図3 16進数で1にする

▲図3 16進数で1にする

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer]
"NoDrivesInSendToMenu"=dword:00000001

すると以下のようにドライブは非表示となる。

▲図4 ドライブが表示されない"送る"

▲図4 ドライブが表示されない「送る」

なおレジストリ値はWindows7と8で有効である。
確認したWindows8環境では、サインアウト/サインインにて反映となる。

Windows7の共有フォルダにWindowsXPからアクセスできなくなる

状況
WindowsXPからWindows7の共有フォルダにアクセスしていると、最初は調子よく
接続できているが途中から接続できなくなる。
アドレスは正規な物であっても接続できない。
そこで、接続先のWindows7 PCを再起動すると接続できるようになる。
ただし、しばらくすると接続できない。

原因
いろいろと調査したところ、Windows7に原因があることが分かった。
イベントログを確認すると以下のエラーが記載されていた。イベントID=2017

▲Windows7 のイベントログ

▲Windows7 のイベントログ(画像は一部加工済み)

解決策
このエラーを回避するためにはWindows7のレジストリを修正する。
MSのKBにも記載があった。
http://support.microsoft.com/kb/937082
レジストリは以下の箇所に値をセットした

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\LanmanServer\Parameters]
"Size"=dword:00000003
"MaxMpxCt"=dword:000000ff
"MaxWorkItems"=dword:00000400

レジストリエディターで各値をセットする場合、種類はdword値とし以下の数値となる。
“Size”=3
“MaxMpxCt”=255
“MaxWorkItems”=1024

今のところ問題なく推移している。

GIGA-BYTE製M/BのUEFIBIOSの設定に注意 Windows8 でHDDが認識できない

Windows8を導入したPCに、これまで使っていたHDDを接続しようとしたところ
UEFIBIOSでは認識するが、Windows8では認識しないという状況に見舞われた。

その時の対処法をメモ
原因はUEFIBIOSの設定。
具体的には BIOS Features 項目でWindows8導入によりDefault値から変更
した OS Typeという箇所である。

設定値は “Other OS“”Windows 8“”Windows 8 WHQL” の3項目であるが、これを”Windows 8“としていたのが原因である。

OS Typeの設定値

OS Typeの設定値

Windows8 で認識するには “OS Type” 値を”Other OS“に設定する。

UEFI BIOS設定項目

UEFI BIOS設定項目

上記設定でHDDを認識することができた。