Fujitsu LIFEBOOK AH550/BN の Windows10化

前置き

Windows7 Home Premium32bitを搭載したノートPC (型式:FMVA55BNB7) を アップグレードインストールにてWindows10 Home32Bitにすることにした。このマシンはCPU がCoreI5メインメモリは4GBで2010年ごろに発売された。公式にはWindows10対応となっていない。メモリが4GBなので64Bitも考えたがクリーンインストールとなることから諦めた。

トライ

MS公式サイトからメディア作成ツールを使用してセットアップを開始した。開始後、最初の再起動でWindows10のロゴ(青色のWindowsロゴ)でセットアップが停止する状況となった。再起動後の画面は以下のダイアログが表示されていた。

▲再起動後の画面
再起動後の画面

そこでSAFE_OSで検索したところ複数の設定を変更することとした。

対策1

まず、当該マシンのHDDはC,Dの2パーティション構成であったが、Dドライブは回復用の情報が格納されているようであったため、Windows7のコンピューターの管理→ディスクの管理にて「ドライブ文字とパスの変更」からDドライブの割り当てを削除し、いったんCドライブのみとした。

対策2

BIOS設定を変更した。こちらのほうが有効なのかもしれない。USBの設定にてレガシーUSBサポートを「使用する」→「使用しない」に変更した。

▲BIOSメニュー1階層
BIOSメニュー1階層
設定項目
設定項目

結果

これらの設定により、無事にWindows10 Home 32bitとすることができた。 (画像は加工を加えている)

Windows10 Home 32bit
Windows10 Home 32bit

なお、対策1で削除したドライブ文字列はWindows10の管理ツールで再度Dドライブとして割り当てを行った。

RAIDカードの複数接続

古いハードウエア(ECS P965T-A)にてRAIDカードを複数接続した際のメモ。
PCIやPCI-Eを含めて起動時にRAID BIOSを表示できる枚数は2枚まで。
2枚を超えると3枚目のカード以降はRAID BIOSを表示ができない。

ECS P965-A RAIDカード接続

ECS P965-A RAIDカード接続


画像は3枚接続した場合の例。
PCIに2枚、PCI-Eに1枚のRAID カードが接続されている。

この構成ではPCIの1枚がRAID BIOSを表示できなかった。

グラフィックスカードトラブルシューティング

Windowsの表示が乱れた場合、原因がソフトウエアなのかハードウエアがなのかを切り分ける必要がある。
その判断材料として決定的なのは以下のような状況の場合。

BIOS画面の時点で表示がおかしい…限りなくハードウエアに原因あり

BIOS画面

BIOS画面

横方向に緑の線が表れている。

ブート場面

ブート場面

BIOS画面から表示がおかしい場合、ハードウエア特にグラフィックスカードが原因とみて間違いない。
昔はコネクタの接触不良なども原因としては考えられるが、最近はDVIなので考えにくい。

この表示となったのはASUSのEN8600GT SILENT であった。(nVIDIA製Chip)

グラフィックスカード全景

グラフィックスカード全景

壊れるときは壊れますね。

TOSHIBA dynabook HDD交換

dynabook TX/66LPX のHDDを交換した際に苦労したことをまとめておく。

HDDの交換自体は簡単で、前のHDDを取り外し、新しいHDDを取り付ける。
新しいHDDもtoshiba[MQ01ABD050(500GB S-ATA)]にしておいた。
変化はHDDがAFTとなったことである。
dynabook TX/66LPX のOSはWindows7 Home Premium 64bitであるため問題はない。
リカバリメディアはあらかじめ作成しておき、DVD4枚であったが、リカバリ処理
で使用したのは3枚であった。

リカバリ中NICドライバの署名が無い警告ダイアログが出ていたが、前回正常起動時の
構成を選択して、リカバリ処理を続行することができた。
リカバリは完了し、デバイスマネージャをみたところ、NICに警告が出ていたので、
ドライバを更新し、使用することが可能になった。

aicon108.gifここからが問題。
Windows7 Home Premium 64bitはService Pack 1が適用されていなかったので、適用しようとしたところ、エラーが発生した。
「unexpected 0x8000ffff」

いろいろ調べると以下の手順で解決した。
aicon_109.gif1)intel RST(Rapid Storage Technology)のドライバが古いためアップデートする。
もともとインストールされていたバージョンは9.5であり、11.7.0.1013とした。
Intel のWebサイトから「Rapid Storage Technology」で検索するとヒットする。
ファイル名は「iata_cd.exe」であった。
(最新バージョンにしようとすると.NET 4.5を必要とする。.NETはSP1適用済みのWindows7
でしかセットアップできないため古いバージョンとしている)
再起動するとデバイスドライバが更新される。

aicon_109.gif2)これで解決がと思い、ホットフィックスをインストールしようとしたが、エラーが発生した。
「0xc8000222」
これは以下のコマンドを記述したバッチファイルを作成し実行することで解決した。

net stop wuauserv
cd %systemroot%
ren SoftwareDistribution SoftwareDistributionold
net start wuauserv
net stop bits
net start bits
net stop cryptsvc
cd %systemroot%\system32
ren catroot2 catroot2old
net start cryptsvc

ポイントはバッチファイルを右クリックして「管理者として実行(A)…」することである。

aicon_109.gif3)Service Pack 1の前提となるホットフィックスをインストールしサービスパックをインストールする。
(「」はHome Premium 64bitに適用したファイル名を記載)
1.KB2534366 「Windows6.1-KB2534366-x64.msu」
2.KB2533552 「Windows6.1-KB2533552-x64.msu」
3.Windows7 SP1「windows6.1-KB976932-X64.exe」

aicon_109.gif4)メモリーリークへの対処
Service Pack をインストールしてしばらくしているとWindows が極端に遅くなる状況にみまわれた。
タスクマネージャー(全ユーザーのプロセスを表示するをチェックする)でsvchost(netsvcs)がメモリを2GB近く消費している。

Windows Updateを自動更新にするとこの状況となることが分かった。
以下のホットフィックスを手動インストールした。

1.KB3050265「Windows6.1-KB3050265-x64.msu」
2.Windows Update Agent「windowsupdateagent-7.6-x64.exe」

1のホットフィックスをかなリ緩慢な状況下でインストールしたが、インストール途中からメモリ消費量は減少し、快適な状況となった。その上でWindows Update Agentをインストールした。

これ以降、順調に動いている。

[メモ]NTTひかり電話ルータ設定時の注意

ひかり電話ルータ設定でちょっと困っていたのでメモ

使用している機種はRV-S340NE
いろいろな設定項目があるのだが、設定を有効にするにはエントリ番号列の設定したい行にあるチェックボックスにチェックを入れて下部にある「設定」ボタンをクリックしないと有効化しない。

一例として下記のような状態に設定する。

▲設定例

▲設定例


この場合有効なのは、エントリ番号04,05,06,08となる。
上記画面に表示はないが、左側メニューにある保存ボタンをクリックしても反映しない点に注意が必要である。