Windows10でdiskpartツールを使う

diskpartツールを使用するとWindowsNTと同様に拡張パーテーションとその中に
論理パーテーションを作成することができる。

コマンドプロンプトを管理者で開き、diskpartと入力する。
表示されたプロンプトで以下の入力を行う。
list disk

select disk=N
=>Nにはlist diskで表示された”ディスク N”の数字を入力

aicon_109.gif拡張パーテーションの作成
create partition extended
サイズを入力しなければ確保可能な最大容量が確保される。

aicon_109.gif論理パーテーションの作成
create partition logical size=NNNNNN
=>Nには作成したい容量をMB単位で入力する。
=>入力値と同じ値が確保されないので何回か作成しなおして調整
このとき”コンピューターの管理>記憶域>ディスクの管理”
を表示しておくと状況が把握しやすい。
よければ
exit
しdiskpartを終了、コマンドプロンプトに戻る。
フォーマットは”ディスクの管理”で行えばよい。
上記手順で作成した拡張、論理パーテーションは”ディスクの管理”
では以下のように表示される。

▲ディスクの管理

▲ディスクの管理(画像は一部変更)

レジストリファイルの取り込みをコマンドプロンプトで行う場合の注意点

コマンドプロンプトからレジストリファイル(.reg)を取り込もうとするときに挙動が異なったのでメモしておく。

コマンドプロンプト

▲異なる結果を示すコマンドプロンプト

同じレジストリファイル(test.reg)をインポートする操作を行おうとしても、上図中、上のコマンドプロンプトではエラー、下のコマンドプロンプトでは正常終了となる。

この違いは一体何か…
タイトルバーを見ると、上は通常のプロンプト、下は管理者として実行されているプロンプトであることがわかる。
これだsign01.gif

おそらくUACが導入されているWindowsではこれを意識しなければならないのだろう。
Windows10ではスタートボタンを右クリックして表示されるメニューからこの2種類のコマンドプロンプトを呼び出せる。

Windows10の右クリックメニュー抜粋

▲Windows10の右クリックメニュー抜粋

Windows10 CRITICAL PROCESS DIED

2015年7月Windows10がリリースされた。
Windows10(10.0.10240)は1993年のWindows3.1以来製品名とバージョン番号が一致したWindowsとなった。
(WindowsNTでは1996年の4.0以来)

そんなWindows10を早速インストールすることにした。
インストールしたPCはlenovo TwistというWindows8がインストールされているノートPCである。
Windows10のインストールはメディア作成ツールを使用し、意図したタイミングで行うことにした。
インストールプロセス自体は至って順調に推移しインストールを行うことができた。

インストール終了後サインインしWindows10のGUIに触れることができたのもつかの間。
再起動した後サインインすると以下の画面が表示された。

Windows10のエラー画面

▲Windows10のエラー画面(BSOD?)

何回再起動しても状況は変わらなかったため、サインイン画面右下にある電源アイコンをshiftキーを押しながらクリックして表示されるメニューから初期状態に戻すことにした。

オプションの選択

▲オプションの選択


トラブルシューティングを選択

トラブルシューティング

▲トラブルシューティング


詳細オプションを選択

詳細オプション

▲詳細オプション


イメージでシステムを回復を選択
このあと使用しているアカウントを選択し以下の画面となる。
初期状態に戻す

▲初期状態に戻す


他に選択肢はないので。
このあとは普通にWindows10のセットアップとなった。

初期状態に戻し、サインインした後最初に行ったのはWindowsUpdateとDeviceDriverのアップデートである。
WindowsUpdateではいくつかのUpdateが適用された。
またDviceDriverはグラフィックス(intel CPU内蔵グラフィックス)、Bluetooh、NetworkI/Fである。
アップデートのかいもあってか、再起動後もうまく動くようになった。
ただし、アップグレードで引き継がれていただろうアプリケーションは削除された。
クリーンインストールではないためアプリケーション自体は残っているがWindowsのレジストリには記録されていないため
再インストールすることになった。

仮想ディスクトップやスタートメニューが目新しく個人的には使いやすいと思う。

[メモ]送るにドライブのショートカットを表示しない

Windows7や8では右クリックメニューの「送る」に自動で光学ドライブやネットワークドライブ(割り当てていた場合)が表示されるようになる。(下図1のような)

▲図1 ネットワークドライブが表示された"送る"

▲図1 ネットワークドライブが表示された「送る」(RD-REのEドライブやUsersのZドライブ)

ルートにファイルコピーする機会はあまりないため、非表示にすることができないか探したところ、以下のレジストリ値に変更を行えば実現できることが分かった。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorerにて32ビットDWORD値NoDrivesInSendToMenuという名前で作成し16進数で1とする。

▲図2 レジストリエディターで編集

▲図2 レジストリエディターで編集

▲図3 16進数で1にする

▲図3 16進数で1にする

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer]
"NoDrivesInSendToMenu"=dword:00000001

すると以下のようにドライブは非表示となる。

▲図4 ドライブが表示されない"送る"

▲図4 ドライブが表示されない「送る」

なおレジストリ値はWindows7と8で有効である。
確認したWindows8環境では、サインアウト/サインインにて反映となる。

VMware Playerを強制削除

VMware Playを「プログラムと機能」(Windows8)からアンインストールしようとした
際、”MSIが見つからない”というエラーメッセージが表示されて、アンインストールすることが
できなかった。

いろいろ検索すると同じ現象が発生する様子。
VMware公式サイトに記載されている方法にてアンインストールを行った。
公式サイトのアンインストール方法[別ウインドウで開きます]
同ページの下部に日本語ページへのリンクがある。

ページには多くの記載があるが、アンインストールしようとする製品のインストーラー
ファイルに/clearオプションをつけて、インストール情報を削除する方法や、同ページ
にリンクのあるVMware_Install_Cleaner.zipをダウンロードして実行してみたものの
効果はなかった。

最終的に手動でのアンインストール方法とし公式サイト記載の方法で行うことができたが、
若干異なる点があったので、その内容を記載する。
(アンインストールする製品がVMware Player Version 5.0.2 だったからか…)

1.レジストリのキーの値が一部異なっていた。
  HKEY_CLASSES_ROOT\Installer\Features\もしくはHKEY_CLASSES_ROOT\Installer\
  Products\以降のキーの値は”727E254E8B683324C83C14DF18A7AFFF”であった。
  HKEY_LOCAL_MACHINEにも上記のキー名で登録されていた。

  また以下の場所のキーも違っていた。
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\
  に記録されていたキーの値は”{E452E727-86B8-4233-8CC3-41FD817AFAFF}”
  であり、これも公式サイトとは異なっている。

  公式ページとの記載が正しかったのは以下にキーに記載されているもの
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Installer\UpgradeCodes\
  ”3F935F414A4C79542AD9C8D157A3CC39″である。
  なお、上記、…\UpgradeCodes\..の記載を削除することで確認した環境では
  他のVMware製品をインストールすることが可能となった。最後に見つけて削除
  した項目だからかもしれない。
  
2.記載されている部分以外にもPlayer関連のキーがあった。
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMAuthdService
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMnetDHCP
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMware NAT Service
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMUSBArbService
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\
   CurrentVersion\Uninstall\{E452E727-86B8-4233-8CC3-41FD817AFAFF}
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VMware, Inc.
  上記箇所のキーも削除した。

1と2に記載の方法で、何とか他のVMware製品をインストールできた。
(インストールの最初の場面で現在セットアップされている製品の
 アンインストールを求められ、インストールが先に進まなかったため)